物流会社の仕事内容・働きがい・大変なこと

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新型コロナウィルスの感染拡大により、人の往来が制限されている中、我々の生活を支えているのが物流会社です。
そんな物流会社の仕事内容や働きがい、大変なことを紹介します。

物流会社の仕事とは

ただ荷物を運ぶだけではない

物流と聞いて、トラックなどで荷物を運ぶことを真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、正しくは、企業や生産者が商品を消費者へ届ける過程全般のことを指します。
つまり、物流会社の仕事には、トラックなどに荷物を載せて輸送することは勿論、商品の品質を保ちながら倉庫に保管したり、商品を包装したり、荷物の積み下ろしをしたりする仕事もあります。
また、企業間で行われる大規模な輸送ばかりではなく、宅配便のような個人宅への配送も含まれます。
ECサイトで買い物をする人が増えている現代において、なくてはならない仕事と言えます。

代表的な輸送方法は3パターン

物流会社は、輸送方法によって分けることができ、トラックや鉄道などで輸送する陸運、コンテナ船などで輸送する海運、飛行機で輸送する空運があります。
近年は、一つの企業の物流を一手に引き受けるサードパーティー・ロジスティクス（3PL）という業態をとる物流会社が増えています。
委託する企業には、倉庫管理や輸送などの物流に関する業務を全て任せることができるメリットが生まれます。

物流会社での働きがい

社会生活を支えているという誇り

私たちが普段、何気なくスーパーやコンビニで商品を買えたり、飲食店で食事ができたりしているのは、物流会社のおかけです。
物流会社で働く人たちが、商品や食材を安全に管理し、適切に輸送されているからこそ、私たち消費者は不自由なく生活できるのです。
決して目立つ存在ではありませんが、そのように社会生活を支えている誇りが、物流会社での働きがいになるでしょう。

物流会社での大変なこと

一つのミスも許されない

物流会社が目立たない存在というのは、あって当たり前になっているからだと思われます。
朝、コンビニにおにぎりやサンドイッチが並んでいるのは当たり前ですし、洋服店に新作の服が発売日通りに並んでいるのも当たり前です。
つまり、私たち消費者も、企業や生産者も、コンビニや洋服店などの商店も、時間通り、きちんとした状態で商品が届くのが当たり前になっているのです。
そんな状況の中、物流の途中で商品を毀損してしまったり、届ける時間に間に合わなかったりしてしまったら、企業や生産者、商店、消費者の信用を失ってしまうのは間違いありません。
そういったことにならないように、倉庫管理や荷物の積み下ろしには細心の注意を払わなければいけませんし、配送ルートなどは常にチェックしないといけません。
そのように一つのミスも許されないという辛さはあります。

物流会社の社員に向いている人

気配りのできる人

物流会社の仕事は自分ひとりでできる仕事でありません。
倉庫を管理する人がいれば、商品を包装する人、トラックなどで輸送する人など、多くの人が関わります。
そういったチームとして活動していく中で、全てが順調にいくとは限りません。
例えば、地震や台風などの自然災害で、通常の配送ルートが使えなくなってしまうかもしれません。
そんな時、自分は倉庫管理の担当なので関係ないといったことではなく、トラックの運転手と相談し、別のルートを探したり、そのルートを通るために、早めに荷物の準備をしたり、そういった気配りが重要になります。

変化に柔軟に対応できる人

最近、宅配便などで配達状況を確認できる追跡サービスを利用したことがあるのではないでしょうか。
なぜ、あのように荷物を追跡できるのか、それは、ITを活用した配送管理を行っているからです。
ITを活用しているのは配送だけではありません。
倉庫の在庫管理や品質管理などにも様々なITシステムが導入されています。
この流れは今後も続くと思われます。
つまり、これまでのやり方とは全く違うやり方に対応することが求められます。
そういった変化に柔軟に対応でできる人が、物流会社の社員に向いていると言えます。

物流会社の将来性

物流会社は、企業や生産者の商品を管理し、消費者まで届けることが仕事です。
企業や生産者の商品がある限り、必要とされる仕事です。
しかし、AIやドローン、自動運転などの技術が急速に進化しています。
近い将来、人の手に代わり、AIが倉庫を管理し、ドローンや自動運転のトラックが配送する時代が来るかもしれません。
物流会社には、そういった最新技術を積極的に取り入れていく姿勢が求められるでしょう。