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近年の待機児童問題により、保育園や保育士の少なさがクローズアップされ、それと同時に、保育士の離職率の高さも注目されるようになりました。
保育園を辞めて、別の保育園に転職するのではなく、全く異なる職種に転職する人も多いようです。
ただ、子どもが好きで、保育に関わる仕事がしたいとの志をもって、せっかく保育士になった訳ですから、本当は保育士を続けていきたいと考えている人もいるはずです。
そこで、今回は、保育士を続けていきたいと考えている人のため、保育士の転職を成功させるためのポイントを紹介します!
保育士の離職率の実態
平成27年に厚生労働省で開かれた『第3回保育士等確保対策検討会』で提示された「保育士~出入の状況~」によると、離職率は【10.3%】と報告されています。
また、同じく厚生労働省が調査した『平成26年賃金構造基本統計調査』によると、全職種の勤続年数の【12.1年】に比べて、保育士の勤続年数は【7.6年】と非常に短いことが分かっています。
保育士の離職理由
他の職種より比較的に高い離職率と、比較的に短い勤続年数の保育士ですが、保育士の離職理由としては以下のような理由が考えられます。
給与が低い
前述の厚生労働省の『平成26年賃金構造基本統計調査』によると、保育士の平均賃金は【21万6100円】となっており、これは全職種の平均賃金の【32万9600円】より10万円以上低いことになります。
サービス残業が根付いてしまっている保育園もあるため、より労働時間に見合うだけの給与をもらっていないという不満に繋がるのでしょう。
勤務時間が長い
離職率の高い職場環境ですから、常に人手不足の状態にあります。
そこに加えて、保護者との連絡帳や日誌、各行事の計画、お知らせ、研修など、保育時間以外に山ほどの業務をこなさなければならない訳ですから、残業時間が多くなったり、家に仕事を持ち帰ったりして、勤務時間が長くなってしまいます。
人間関係のトラブル
どの職場、どの職種においても、人間関係のトラブルは起こるものです。
ただし、学校の先生と同様、保護者との関わりがある保育士は、他の職種に比べて、人間関係のトラブルに巻き込まれるケースは多いと思います。
また、女性の多い環境で、先輩や同僚とのマウンティングの取り合いに疲れてしまうこともあるようです。
保育方針の違い
保護者の目ばかりを気にしていたり、問題を恐れて事なかれ主義になったりする保育園が多いなか、もっと子ども達に寄り添った保育をしたいと思う保育士が、保育園の保育方針に不満を感じることもあるでしょう。
離職率の高い保育園の特徴
ここまでは保育士の離職率の高さに注目してきましたが、全ての保育園で離職率が高い訳ではありません。
離職率の高い保育園の特徴を解説しましょう。
他の保育園より給与が低い
保育園の規模によって、年間にかかる運営費は異なりますが、一般的には運営費の7~8割が人件費と言われています。
その他には、広告宣伝費、賃料、消耗品費、水道光熱費などの経費が掛かりますが、それらの経費を削減したとしても、全体の運営費を大きく下げることにはなりません。
つまり、保育園が利益を増やすためには、人件費を削減するのが手っ取り早い方法となる訳です。
他の保育園より給与が低い保育園は、職員を大切によるより、保育園の利益を優先していると考えてもいいかもしれません。
サービス残業が多い
そもそも、やらなければいけない業務の量に比べ、慢性的な人手不足になっていますので、残業が多くなるのは当然です。
ただし、残業代を支払わない、いわゆるサービス残業をしなければいけない保育園も離職率が高い保育園の特徴です。
そういった保育園では、サービス残業を強要する訳ではないものの、ほとんどの職員がサービス残業をしている中で、サービス残業を断ることができないといった、サービス残業が根付いてしまっているケースもあります。
有給消化率が低い
一般的な企業でも思うように有給休暇を取得できないといったことはあるでしょう。
ただ、保育士は他の職種より有給休暇を取得するのが難しい職種と言えます。
人手不足により、自分の代わりに業務を受ける同僚がいないという問題もありますが、たとえ、いかなる職場環境であっても、有給休暇を取得する権利はあります。
これも人件費を削減したからかもしれませんが、有給休暇を消化できないほど、ギリギリの職員で運営するような保育園であれば、誰だって辞めたくなるでしょう。
職員同士の雰囲気が悪い
サービス残業が多かったり、有給消化率が低かったりすれば、当然、職場はギスギスした空気になります。
誰がサービス残業をしなかったとか、誰が有給を取ったとか、職員同士の雰囲気も悪くなるでしょう。
保育の現場においては、子ども達の発達や発育に関する情報共有や相談は不可欠です。
職員同士がギスギスとした関係で、いい保育ができるとは思えません。
そういった保育園は離職率が高くて当然と言えます。
子ども達を最優先に考えていない
「給与が低い」「サービス残業が多い」「有給消化率が低い」「職員同士の雰囲気が悪い」という離職率の高い保育園の特徴を紹介してきましたが、その根本にあるのは、その保育園の運営方針にあることは間違いありません。
子ども達の保育より利益を考えるなど、もってのほかですが、子ども達ではなく、保護者の評判ばかりを気にしているのもいい保育園とは言えません。
そういった保育園の姿勢を見るにつけ、保育士の気持ちはどんどん離れていくのでしょう。
保育士の転職を成功させるためのポイント
転職の動機を明確にする
先ほどは、一般的な保育士の離職理由を紹介しましたが、人によってその理由は異なるでしょう。
自分は一体どんな理由で転職したいのか、その動機を自分自身でもしっかり把握しておくべきです。
その際、一番の理由から五番目ぐらいの理由まで順位付けをするといいでしょう。
必ずしも、自分の希望を全て満たす保育園があるとは限りません。
ある程度、自分が妥協できる点は何なのか、整理することができます。
保育園の保育方針や規模、条件を細かくチェックする
転職の動機を明確にした後は、その動機となった要因を解決できる保育園を探しましょう。
その際は、どういった保育方針をもって、保育園を運営しているのか、何人の職員がいるのか、給与や福利厚生はどうなっているのか、気になる点は細かくチェックしましょう。
子ども達に寄り添った保育に力を入れていくという方針を掲げているものの、子ども達の数に対して、職員の数が極端に少ないなど、矛盾点が見つかるかもしれません。
保育園は必ず見学する
気になる保育園が見つかりましたら、必ず自分の目で保育園を見学しましょう。
ホームページなどを見るだけでは分からない、職場の雰囲気などを確認できます。
また、子ども達の顔を見れば、その保育園で働く姿を想像できるかもしれません。
自分でできない場合はプロに相談
ただでさえ忙しいのに、仕事の合間を縫って、保育園を探したり、保育園に見学のアポイントを取ったりするのはできないという人も多いはずです。
そんな時は、転職のプロに相談してみましょう。
転職のプロの中には、保育士の転職を専門にしているプロがいますので、まずは、いま抱えている悩みから相談してみるといいでしょう。
後悔しない選択を!
看護師などの専門職と比較して、給与や条件面が厳しいと分かっていても、わざわざ保育士の資格を取ってまで、保育士になったのに、勤務している保育園の環境が悪いだけで、保育士自体を辞めてしまうのは非常にもったいないです。
当然、保育士以外の道を選択して、将来的に楽しく充実した生活を送れることもあるでしょうが、もし少しでも、保育士として続けていきたいという気持ちがあるのであれば、保育士を辞めてしまったことを後悔しないように、別の保育園に転職することを考えてみてはいかがでしょうか。
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